患者さん方には、両方の顎を均等に使って良く噛むように、と生活指導をしておりますが、これってなかなか難しいですね。

一口50回以上といっているのですが、自分で確かめたところ、大体20〜30回しか噛んでいないようです。それでも普通の人よりは多いのでましなのですが、30回程度噛んでも、食物は結構大きな固まりのままってこともあるんです。

それを、回数を気にせずに、

”食物が原形をとどめなくなるまで噛む”

との目標に変えてみました。

すると、やはりすぐに満腹、食事の微妙な味加減が分かる、ゆったりとした気持ちになる、などの良い効果が!!

回数ありきですと、例えば30回噛んだから飲み込もう、となってしまいがちですが、この”原形をとどめなくなるまで”というのは、数を数えなくてもいいですし、食事の内容(硬い、柔いなど)によっても回数を臨機応変に出来るので、とてもラクです。

これまでは

目標 → 一口50回

だったのが


目標 → 原形をとどめなくなるまで

となったので、カウント作業から逃れられて、すりつぶす、咀嚼するという行為に集中することが出来るようになります。

口腔粘膜や舌の神経は、とても敏感なので、指では分からないような小さな差でも分かってしまいます。これは咀嚼にとってとても良いことです。

”ドロドロ”に食物がなり、ざらざら、コロコロした感じがなくなってから飲み込む、これを目標にするといいですね。

すると食事量激減、お腹もすかない、数日で大きな変化が現れました。

しかし!人間は良く噛まないといけないのに、他の動物では、丸呑みとか噛みちぎってそのまま飲み込むなんてことで大丈夫なんだろう??